食事制限で便秘&肌荒れ地獄…それ、「合わない食物繊維」のせいかも?ドクターJINが教える、自分だけの「インナービューティー腸活」
「ダイエットのために食事制限を頑張っているのに、ちっとも痩せないどころか便秘が悪化した…」
「野菜やプロテインを意識して摂っているのに、肌荒れがちっとも治らない」
「おならが臭くて気になって、外じゃ気軽にできない…」
そんな切実な悩みを抱えていませんか?
痩せてキレイになるのを望んでいるのに、鏡を見るのも辛くなってしまっては本末転倒ですよね。
実はその不調、あなたの努力不足ではありません。
あなたが良かれと思って食べているものが、遺伝子レベルで体に合っていない可能性や、腸の中で「腐敗」を引き起こしている可能性があるのです。
今回は、ドクターJINが医学的な視点から、食事制限による便秘・肌荒れの意外な原因と、あなたの体の声を正しく聞くための「検査」を使ったインナービューティー腸活術を解説します!
「野菜なら何でもOK」は大間違い!食物繊維の罠
「便秘解消には食物繊維!」と、サラダやサツマイモを一生懸命食べている方も多いでしょう。
しかし、ここに大きな落とし穴があります。
食物繊維の摂り方を間違えると、かえって便秘を悪化させることがあるのです。
◆不溶性食物繊維(水に溶けない)
玄米、豆類、きのこ、根菜などに多く含まれます。
便のカサ(体積)を増やす働きがありますが、すでに便が硬くて詰まっているタイプの人がこればかり摂ると、便がさらに大きく硬くなり、出口で詰まってしまうことがあります。
◆水溶性食物繊維(水に溶ける)
海藻、オクラ、もち麦、キウイなどの果物に多く含まれます。
便を柔らかくしてツルッと出しやすくし、善玉菌のエサにもなります。
便秘や肌荒れに悩む人の多くは、豆類や根菜類などを多く使った「不溶性」食物繊維の多いようなサラダばかり食べて、海藻などの「水溶性」が不足しているケースが多いのです。
まずは「ヌルヌル・ネバネバ」した食材を取り入れることを意識してみましょう。
良かれと思った「タンパク質」が腸を汚す?
もう一つ、ダイエット中の方が見落としがちなのが「タンパク質」との付き合い方です。
「筋肉をつけるために鶏肉やプロテインを摂ろう!」というのは素晴らしいことですが、もしあなたの腸内環境が悪化していたら、それが逆効果になることも…。
●未消化のタンパク質が「腐敗」の原因に
食べたタンパク質がきちんと消化吸収されずに腸に残ると、腸はそれを「腐らせ」ようとします。これが「腐敗(ふはい)」です。
腸内の未消化物が「腐敗」される際には、腐敗菌(悪玉菌の一種)のエサになり、その結果、「インドール」などの有害な腐敗物質が発生します。
この腐敗物質が腸壁から吸収されて血液に乗ると、体はそれを皮膚から出そうとして、ニキビや肌荒れを引き起こすのです。
●おならの臭いは警告サイン
もし、おならや便が異常に臭いと感じるなら、腸の中でタンパク質が腐敗しているサインかもしれません。
検査で「自分の取扱説明書」を手に入れよう
では、どうすれば自分に合った食事がわかるのでしょうか?
そこで役立つのが、私たちのプログラムでも提供している「遺伝子検査」と「尿による腸内環境検査」です。
1.遺伝子検査で「3つのリスク」を知る
・糖質リスク: 糖質で太りやすいか?
・脂質リスク: 油で太りやすいか?
・タンパク質リスク: ここが重要!タンパク質の吸収や、筋肉のつき方が良いか悪いかが分かります。
・もし「タンパク質リスク」がある場合、人一倍タンパク質が必要な体質だったり、逆に吸収が苦手だったりします。
自分のタイプを知らずにプロテインをガブ飲みすると、腸内腐敗の原因になりかねません。
2.尿検査で「腸の腐敗レベル」を知る
私の行う腸内環境検査は、個々の菌の種類を調べるのではなく、「腸内細菌が活動した結果、どれだけ腐敗物質(インドール)が出ているか」を尿から調べます。
悪玉菌が暴れていると、尿中に排出されるインドールの量が増えます。
つまり、「今、あなたのお腹の中がどれくらい汚れているか」が数値としてハッキリ分かるのです。
菌の名前を知るよりも、「実際に腐敗が起きているかどうか」を知る方が、便秘や肌荒れ対策には直結します。
腐敗物質が多いなら、まずはタンパク質を消化の良いものに変えたり、水溶性食物繊維で毒素を排出(デトックス)したりするケアが必要だと分かりますよね。
ドクターJIN直伝!腸のお掃除&栄養補給「アボカドとめかぶのサーモン美腸丼」
それでは、腸内の腐敗を防ぎ、水溶性食物繊維たっぷりでツルッと出せる体を作る、簡単レシピをご紹介します。
火を使わずにできるので、忙しい日にもぴったりです!
【アボカドとめかぶのサーモン美腸丼】
●材料(1人分)
・ごはん(できればもち麦入り):150g
・サーモン(刺身用):80g
・アボカド:1/2個
・めかぶ(味付きパック):1パック
・納豆:1パック
・オリーブオイル:小さじ1
・レモン汁:少々
●作り方
・サーモンとアボカドは一口大に切ります。
・ボウルに、めかぶ、納豆(タレも)、オリーブオイルを入れ、よく混ぜ合わせます。
・ポイント: ネバネバ食材を混ぜることで、腸内での移動がスムーズになります!
・器にご飯を盛り、2をかけ、その上にサーモンとアボカドを乗せます。
・仕上げにレモン汁を少々かけて完成。
●ドクターJINの栄養メモ
・めかぶ・納豆・アボカド(水溶性食物繊維): 腸の汚れを絡め取り、便を柔らかくします。
・サーモン(消化の良いタンパク質): 肉類よりも消化に負担がかかりにくく、抗酸化成分(アスタキサンチン)が肌荒れの炎症も抑えてくれます。
また、皮膚バリアや腸などの粘膜バリアを強化するビタミンであるビタミンDも豊富です。
・オリーブオイル: 腸の滑りを良くして、便の排出を助ける潤滑油になります。
ドクターJINのつぶやき
便秘や肌荒れは、「あなたの腸内で腐敗が起きていますよ」という体からのSOSです。
自己流の食事制限で悪化させる前に、検査で自分の体質と現状を知ることは、遠回りに見えて一番の近道です。
私、ドクターJINは、皆さんが科学的な根拠に基づいて、無駄な努力をせずに内側から輝く「インナービューティー」を皆さんに手に入れてほしいと考えています。
あなたも、まずは自分の腸と向き合って、体に本当に合った「優しい腸活」を始めてみてくださいね。
【参考資料】
尿中インドール(インジカン)検査: 腸内細菌(特に悪玉菌)がトリプトファン(タンパク質由来)を分解して産生するインドールが肝臓で代謝され、硫酸インドキシル(インジカン)として尿中に排泄されます。これは腸内環境の悪化(腸内腐敗・ディスバイオシス)の指標として機能医学などで用いられます。(参考: Lord RS, Bralley JA. Laboratory Evaluations for Integrative and Functional Medicine. 2nd ed. 2008)
タンパク質と腸内腐敗: 消化吸収されなかったタンパク質が大腸に到達すると、腐敗菌によってインドール、スカトール、アンモニアなどの有害物質が産生されることは栄養学的・生理学的事実です。
食物繊維の分類: 不溶性と水溶性の機能の違い、特に痙攣性便秘等における不溶性食物繊維の過剰摂取リスクについては、厚生労働省のe-ヘルスネット等でも言及されている一般的な栄養指導の内容です。
※本コラムは一般的な医学・栄養情報の提供を目的としており、個人の体質や健康状態による影響の違いがあります。肌のトラブルなどがなかなか治らない場合は医師の指導に従ってくださいね。