ドクターJINが教える、インフルエンザとコロナでの症状を和らげるための具体的対策(保存版)

2024/12/31 腸活コラム
腸活 インフルエンザ コロナ 感染症

年の瀬になって、全国的にインフルエンザをはじめとした感染症が大流行しております。私が関係している医療機関を含めて、風邪症状に対してのクスリ(特に咳止めなど)が品薄で使いにくくなってきています。そんな時だからこそ大事なのが、いざ、風邪症状が出た時の対処法です。今回はそれを一挙にまとめてみます。

 

鼻水や咳、のどの痛みを抑えるための基本ケア

 

インフルエンザやコロナウイルスの症状で多い鼻水は、日常生活を大きく妨げます。このような症状を和らげるためには、加湿・加温水分補給が効果的です。特に乾燥した環境では喉や鼻の粘膜が弱くなり、症状が悪化しやすいので、室内湿度を50~60%に保つことを心がけましょう。また、温かい飲み物鍋物など温まるものを摂ることで喉の潤いを保ったり、からだ全体を温めるのもおすすめです。逆に冷えないように腹巻きなどでの防御もおすすめします。
さらに、咳を緩和するためには、蒸気吸入が有効です。洗面器にお湯を張り、その蒸気を吸い込むことで、気道が潤い咳が和らぎます。これは手軽にできるので、ぜひ試してみてください。のどが痛い時には、のど飴をなめながら、これを行ったり、入浴しながら、蒸気を吸うのも良いでしょう。

 

嘔気や嘔吐を軽減するための食事法

 

嘔気嘔吐がある場合、胃腸を休めることが第一です。無理に食事を摂る必要はありませんが、少量の温かいスープやお粥が消化に優しく、体を温めてくれます。また、腸内環境を整えることも大切です。
ただし、吐いた直後は、口の中に飲みものや食べものをすぐに入れるのは厳禁! 「吐くこと」=「これ以上、口を通して入れないでください」の合図です。
1回吐いたら1時間2回以上の場合は最低2時間は、口からものを入れないのがオススメです。(更に吐くと、余計に体力を消耗してしまいます。)その後は、ペットボトルのキャップ1〜2杯程度からまずはを入れて、その後、量を増やし、一度に200mL程度飲めるようになったら、半固形→固形のものに変えていきましょう。まずは、具なしの味噌汁なんかもオススメ!
食べられるようになったら、食事には発酵食品食物繊維を積極的に取り入れましょう。たとえば、納豆やぬか漬けは腸内の善玉菌を増やし、消化を助けてくれます。また、バナナさつまいもなど、消化に優れた食材も取り入れてみてください。胃腸が整うことで、嘔気や嘔吐の症状が改善されることが期待できます。


 

嘔吐 食事 おかゆ ごはん

倦怠感や頭痛、寒気を改善するための知識

 

感染症による倦怠感頭痛は、体が「休養」を求めているサインです。無理をせず、十分な睡眠を取ることが重要です。特に、質の良い睡眠は免疫力を高め、症状の回復を早めます
また、軽いストレッチ深呼吸を行うことで、血流を促進し、頭痛や倦怠感を和らげる効果があります。これに加えて、栄養バランスの取れた食事を意識し、ビタミンC亜鉛を多く含む食品を摂ることで、体調の回復をサポートできます。
また、が出ても、寒気がまだあったり、をあまりかけなかったりしている場合は、熱いものしょうが(できれば乾燥しているもの)が入った飲みものや食べものなどで体を温めた上で、布団に入り込んで更に温まるようにすると汗をかきやすくなるでしょう。汗をかいた後は、そのままだと逆に冷えやすいので、すぐに着替えるのをお忘れなく。

 

ドクターJINのつぶやき

 

感染症による症状を和らげるには、日常のちょっとした工夫が大切です。ぜひ今回のアドバイスを試してみてください。

私、ドクターJINは、症状を軽減するための正しい知識を広めることを心がけています。

あなたも、できることから始めて、感染症に対処していってくださいね。