mrnaワクチンの問題点と副作用に関する考察
mrnaワクチンは、これまでにないスピード(審査も含めて)で開発・普及された画期的な技術ですが、その効果の高さと引き換えに、いくつかの副作用や安全性に関する懸念も浮上しています。特に、若い男性に多く見られる心筋炎や心膜炎、またワクチンの安定性を支える脂質ナノ粒子(lnps)に関連した炎症反応などが問題視されています。ここでは、これらの問題点に焦点を当て、mrnaワクチンのリスクとその背景について解説します。
脂質ナノ粒子と炎症リスク
mrnaワクチンの技術は、mrnaを直接体内に注入することによってスパイクタンパク質を作らせ、免疫応答を引き起こす仕組みです。しかし、mrnaは非常に不安定な分子であり、体内で迅速に分解されてしまうため、ワクチンには脂質ナノ粒子( lnps:lipid nanoparticles )というキャリアが使用されます。このlnpsは、mrnaを安定させ、細胞に効率よく運び込む役割を果たしていますが、同時に一部の人々においては炎症反応を引き起こす可能性が指摘されています。
lnpsは、mrnaが細胞に取り込まれる過程で免疫系を刺激し、炎症反応を誘発することが知られています。この炎症は、多くの場合軽度で一過性のものであり、接種後の腕の痛みや腫れ、発熱といった軽い副反応に留まることがほとんどです。しかし、稀に全身性の炎症が引き起こされ、アナフィラキシーのような重篤なアレルギー反応に至る場合もあります。
心筋炎・心膜炎のリスク
特にmrnaワクチン接種後に注目されている副作用の一つが、心筋炎や心膜炎です。これは、接種後数日から数週間以内に発症する可能性があり、特に若い男性に多いとされています。心筋炎は心臓の筋肉に炎症が起こる疾患であり、心膜炎は心臓を包む膜に炎症が起こる状態です。
心筋炎や心膜炎の発症率は、全体としては非常に低いものの、ファイザーやモデルナのmrnaワクチン接種後に数千例報告されており、特に若年層、特に16歳から30歳の男性においてリスクが高いとされています。研究によると、これらの症例は通常軽度であり、適切な治療を受けることで回復が見込めますが、稀に重篤な合併症を引き起こす場合もあります。こうしたリスクが確認されたことから、一部の国や地域では、若年層への接種を慎重に行うよう指導が出されていることもあります。
心筋炎や心膜炎のリスクを最小限に抑えるためには、適切な予防策も重要です。例えば、若年層においては接種後の健康観察を強化し、接種後数日から数週間の間に胸の痛みや息切れなどの症状が出た場合には、すぐに医療機関を受診することが推奨されています。また、一部の国では、2回目の接種を行う際に、1回目接種後に副反応があった場合の慎重な対応が求められています。
副作用の発生メカニズム
mrnaワクチンが心筋炎や心膜炎を引き起こす可能性がある理由の一つは、ワクチン接種によって引き起こされる免疫応答の強さです。免疫システムがmrnaにコードされているスパイクタンパク質を異物として認識し、それに対抗するために免疫細胞が活発に働きます。この過程で、若い男性では特に強い免疫反応が起こる傾向があり、その結果として心筋や心膜に炎症が生じることがあると考えられます。また、脂質ナノ粒子自体が免疫系を活性化させ、体内の炎症反応を促進する可能性もあります。
さらに、mrnaワクチンの仕組み上、このmrnaが入りこんで、スパイクタンパク質が大量に形成される細胞が体のどこになるか分からないというのも大きな問題点です。細胞の中で、形成されたスパイクタンパク質が抗原となり、それに免疫細胞が反応して、実際にウィルス感染が起きた場合にそれに適した抗体産生を含めた免疫反応システムが作られるというのが、ワクチン効果となります。2回目以降のワクチンの場合、すでに免疫反応システムが出来上がっていますので、そのワクチンが新たにスパイクタンパク質を形成した場所には、それに応じて産生された抗体が素早く反応します(抗原抗体反応)。その場合、例えば、その新たにスパイクタンパク質を形成した場所が心臓の細胞であった場合、それは、心筋炎や心膜炎の原因となり得ます。(実際に、心筋炎や心膜炎になる可能性は、1回目よりも2回目の方が高いというデータがあります。)また、例えば、そのスパイクタンパク質の形成部位が神経に関係する場所であった場合、その部位が抗体によって攻撃されることにあり、例えば、末梢神経障害となるギラン・バレー症候群のような状態になる可能性があります。このような理由で、mrnaワクチンを受けることにより、自己免疫疾患に似た状態を起こす可能性は否定できません。
季節性インフルエンザに対するワクチンとのリスクの比較
(以下は、最近発売された書籍『私たちは売りたくない!“危ないワクチン”販売を命じられた製薬会社現役社員の慟哭』を参照にしています。)
ワクチン接種による健康被害が生じた場合、国はその被害に遭われた方のサポートのために、「予防接種健康被害救済制度」という制度を儲けています。この制度では「厳密な因果関係」までは明確に分からなくとも、「ワクチンによって引き起こされたと考えられる場合は広く救済していく」という形を取っています。この救済制度の認定に際しては、「医学的な合理性を有すること」「時間的密接性があること」「他の原因によるものと考える合理性がないこと」が必要となりますので、つまりは基本的には、この認定を受けたということは、「基本的にはワクチンによって引き起こされた」と国に認められたことになります。
この「予防接種健康被害救済制度」によって死亡認定された件数を、65歳以上の方で2012〜2021年度に行われたインフルエンザワクチン(総接種回数1億7922万1430回)と初回〜2024年3月19日公表分までの新型コロナワクチン(1億9336万2873回)で比較してみると、インフルエンザワクチンの65歳以上接種者の死亡認定が4名なのに対して、新型コロナワクチンでは、65歳以上接種者のうち、527名(但し、2024年8月5日公表分までの数字)と100倍超の死亡者認定があるのです。これは、かなりの違いと考えざるを得ません。
なお、インフルエンザワクチンについても、2025年以降では、mrnaワクチンが出てくるようです。
ドクターJINのつぶやき
mrnaワクチンは、パンデミック下で非常に効果的かつ迅速に導入された技術ですが、その一方で脂質ナノ粒子や若年層における心筋炎、心膜炎などの副作用のリスクも存在しています。これらのリスクは全体としては非常に低く、ワクチンの利点が大きいとされていますが、更に長期的な安全性に関する研究は今後も必要です。また、今度使われるレプリコンタイプのワクチンについては、更に検証が必要と考えます。
私、ドクターJINは、今回調べたことから、新型コロナウイルスのmrnaワクチンは、良い意味でも悪い意味でも“効きすぎる”と考えています。
あなたも、今回の話から、mrnaワクチンについて、良い点・悪い点について、考えていただきたいと思います。